結局わたしは、東京が好きだし仕事人間だし

アクセルの踏みどきだと気づいたこと/コンフォートゾーンに戻ってきたこと/東京で生きていくこと
オオシマユウ 2024.11.01
誰でも

このニュースレターは近況報告のためにはじめたので、たまには公開してみることにします。40歳を超えてから体力はつねにギリギリですが、相変わらず元気にやっています。

はじめての人はこっちもどうぞ。→ 2024年3月14日のつぶやき

いまのところ月2回、つれづれなるままに更新しています。無料登録するとぜんぶ読めます。ただ、仕事で役に立つTIPSとかはまったくないのでご注意ください。

***
それでもいいぞ、という人だけ読んでね

それでもいいぞ、という人だけ読んでね

アクセルの踏みどきだと気づいたこと

ずいぶん長いこと、意識して低空飛行をキープしていたのだけど、今年も息をひそめるように夏をやりすごしてほっとひと息つく間もなく、秋になってから一気にいろんなことが動きはじめた。

結果的にかなりバタバタとした日々を送っているわけだが、なんというか、今年の繁忙期はこのまま突っ走っても大丈夫な気がして、あまり仕事をセーブしないことにした。

根拠は、ある。今はたまたま、個人の仕事以外に抱えているものが何もないから。

ふりかえってみればここ5-6年くらいずっと、会社の経営をどうするかとか、コロナ禍の生活変容とか、自分自身の不調とか、家族の病気と看取りのこととか、仕事と並行して大きな心配ごとが常にあって、あまり器用じゃないわたしは完全にオーバーフローを起こしていたように思う。

でも、今はそれがない。だからたぶん、アクセルの踏みどきなのだ。こんなしあわせな状態、なかなかないのだから。

コンフォートゾーンに戻ってきたこと

「仕事以外にもなにか、打ち込めるものがあった方がいいのかも」と、漠然と考えはじめてから何年もたったけれど、大した代替案は見つからなかった。結局、よくわからないけどわたしはどうしたって仕事人間で、そこから簡単には抜けられないのだろう。

でも「好き」とか「楽しい」という言葉を安易に当てはめるのも、なんだか違う気がする。わたしの面倒くさいところ。

「好きなことを仕事にされたんですね!」とか、「楽しくないと続けられないですよね!」とか、ピュアな目でキラキラ質問されたときのわたしは、たぶん不審者ばりに大いに目が泳いでいるはずだ。

「好き」とも「楽しい」とも違うんだよなぁ。なんか、これがいちばん「しっくりくる」としかいえない。コンフォートゾーンを飛び出してみたつもりが、3周くらいまわって帰ってきてしまった感がある。よくも悪くも。

東京で生きていくこと

わたしみたいな仕事中毒の女がひとりで生きていくには、東京は非常に快適な街だと思っている。最近は個人向けのワークスペースも増えて、さらに便利になった。

なにより、ひとりでそのへんを出歩いていても誰にも何もいわれないし、外食も買い物も自由にできるし、映画も舞台も思いつきでぱっと観に行けるし、徒歩圏内に本屋やカフェがある! 最高。

今年はけっこう地方取材をする機会があって、訪れた地域はどこもすてきなところだったけれど、わたしはやっぱり東京が好きだ。

歳を重ねるにつれ、地方に移住する同年代が増えていくけれど、わたしはできる限りここにしがみついてやろうと思っている。

***

なんてことないつぶやきに、おつきあいいただきありがとうございました。こんな感じのとりとめのない日記を、月2回書いています。無料登録すると全部読めます。

無料で「我、40にして道に惑い(仮)」をメールでお届けします。コンテンツを見逃さず、読者限定記事も受け取れます。

すでに登録済みの方は こちら

読者限定
社交性はないけど、社会性で生きてる
読者限定
それはたぶん、転がり出したら止まらない
読者限定
大海原を知ったからこそ、途方に暮れる
読者限定
いくら考えをめぐらせても、決意だけじゃね
読者限定
結局「書く」しか思いつかない
読者限定
自由ってのもまあしんどいもんだよと、たまには言いたい
読者限定
地雷だった言葉をなぜか思い出したり
読者限定
ある日、すべてのシステムが動かなくなったとしたら